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神奈川県公立高校 共通選抜 入試問題 数学
2022(令和4)年度 の解説

合格者平均点52.9点

今回も、昨年に引き続いて前半の易しいエリアがちゃんと易しい。これはいいことです。
ところが、問3で急に難易度が跳ね上がる。ここで冷静に対応できたかどうかで運命が分かれたように思います。
毎度のように、統計と確率がメンドクサイのはよろしくないぞ。
公立高校の共通問題なんだから、もっと素直な問題希望。

■問1

正解率(ア)97.3%(イ)87.4%(ウ)89.5%(エ)93.6%(オ)89.2%
ここは満点でお願いします。

■問2

正解率(ア)80.4%(イ)92.3%(ウ)78.4%(エ)59.2%(オ)69.6%
ここも満点で乗り切って欲しい。落とすとするとエでしょうが、一次方程式を立てて解くだけだからなぁ。別に難しくはない。

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■問3

正解率(ア)(@)(a)80.1% (b)(c)78.6%(A)37.8%(イ)25.4%(ウ)16.3% (エ)0.7%
(ア)
(@)「2組の辺とその間の角が等しい」に持ちこむのね、という意識を持って見ていけば、特に問題はないはず。
(A)分かったことをそのつど図に書きこんでいくことが大事。
(イ)度数分布表1つにヒストグラム6つ、計7つに対して5つの条件を順次あてはめていけ、と。いや……メンドクサイだろ。シンプルに、中央値は?とか、最頻値は?とかじゃいかんのか?時間制限の厳しい試験で、こういう精神力を削りに来る問題はやめて欲しい。完答ってのも意地が悪い。
(ウ)難問ではないけれど、けっこう手順が多くていやらしい。分かったことをどんどん書きこんでいけば、先が見えてくる。
(エ)おそらく多くの受験生を絶望させた問題。補助線が引ければ、なんですけど、この発想はなかなか出てこないだろ……。

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■問4

正解率(ア)87.0%(イ)74.6%(ウ)6.9%
(ア)はいつものやつ。秒殺。
(イ)もいつものやつ。ここまでは確実にとりたい。
(ウ)ゴリゴリと座標を求めて計算するだけで、何のひらめきも必要ない。この手の問題としてはやさしいでしょう。

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■問5

正解率(ア)76.9%(イ)14.7%
例年ほど条件が複雑ではないけれど、比例配分というところがひねくれているなぁ。
(ア)これはカンタン。設問さえ理解できれば問題ないでしょう。
(イ)サイコロ2つなので36通り総当たりで行けばできるものの、多くが分数計算になるので、ちょっとやりたくない。ところが、条件を絞ってから確認すると、実はほんの何個か調べるだけでいけてしまう。事前にそういう見通しがつけばねぇ……。

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■問6

正解率(ア)52.2%(イ)42.6%(ウ)2.7%
これ、2019(平成31)年の問6の類題ですね。
(ア)(イ)三平方の定理を利用する典型的な問題。
(ウ)表面上の最短距離は、展開図に直して直線で結ぶのが鉄則。この問題は2019年の問6(ウ)ととてもよく似ているので、経験の有無に左右される部分が大きい。やったことがないと、相似が見えてこないかも。あとは作図力と計算力次第。

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