当たり前のように聞こえますが、これこそがエースワンの基本方針です。
こどもたちは皆、自ら成長する力を持っており、
時として、目を見張るほどの急激な変化を見せます。
ある生徒は、小6の9月の模擬試験で合格可能性30％と判定されましたが、
少しもぶれずに努力を積み重ねていった結果、見事に合格を果たしました。
同様の事例は枚挙にいとまがありません。
大切なのは、現時点の力ではなく、本番でどれだけの力を発揮できるかです。
だから私たちは、
これくらいの偏差値ならこれくらいの学校だろうと、相場で受験を考えません。
子どもたちの伸びしろを信じ、行ける学校ではなく、
行きたい学校への合格を目指す。
目標はあくまでも、第一志望合格です。

ある生徒に効果てきめんだった方法が、別の生徒にはむしろ逆効果になる。
同じ生徒でも、この間までは順調だった方法が、
なぜか今日は空回りしてしまう。
日々子どもたちと接していると、そんなことが日常茶飯事です。
高校受験をするはずだった子が、小6から急に中学受験を目指すこともあれば、
中学受験で不本意な結果に終わった子が、
高校受験でリベンジを果たすこともあります。
他塾でうまくいかずに転塾してきた子もいれば、
たくさんの習い事と並行して受験勉強に励む子もいます。
子どもたちは、性格も、得意科目も、モチベーションも大きく異なる上に、
成長の芽を出すタイミングもまちまちです。
だから私たちは、
「合格するための最高の指導法」
といった、分かりやすい看板を掲げません。
そして、子どもたち1人ひとりと向き合い、とことん指導し、見守ります。
分かりやすい看板を持たないことは、
1人ひとりにとって分かりやすい指導を心がけていることの裏返しです。

私たちは受験を通して、子どもたちに自分で考え、
自ら行動する力を養って欲しいと思っています。
入試本番は、誰の力も借りずにたった1人で乗り越えなくてはなりませんが、
そのための準備もまた、自分との戦いです。
自分で学習計画を立て、自分で身の回りの整理をし、
疑問があれば、自ら進んで解決する。
分からないことをそのままにするのは厳禁です。
だから私たちは、
積極的に子どもたちの質問をうながします。
授業の中でも、子どもたちの自由な発想や、疑問の持ち方を大切にします。
質問自体が難しい子には、まずはそれを引き出すようアプローチします。
ただし、質問に対して、詳しく、繰り返し、分かるまで解説する場合もあれば、
解法すべてを示さずに、ヒントだけを与える場合もあります。
大人の言葉に反応するだけでは、創造性は生まれないからです。
どんどん質問をしてください。
そのやりとりの中から、自主性の芽が育つと信じています。
職員スペースは、常に開放されています。